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海が見える場所では何故か音楽を聴きたくなりませんか?という事で今回は海で聴きたくなる洋楽のおすすめ曲を紹介してみたいと思います。是非参考にしてみて下さい。
Table of Contents
海が出てくる洋楽の定番曲
それでは早速海の出てくる洋楽の定番曲を紹介していこうと思います。言葉として海が出てくるというよりは、海がイメージとして浮かんでくるような楽曲を選んでみました。
定番曲なのでなるべく有名な曲にフォーカスしてチョイスしています。聴きやすい曲ばかりだと思いますよ。
I’m Yours ( Jason Mraz )
まずは2008年に大ヒットしたアコースティックの名曲を紹介したいと思います。サーフミュージックというカテゴリーに入っているミュージシャンではないのですが、サーフシーンからの人気も高く、海というワードにハマりまくっているアーティストですね。
誰もが好きになる楽曲など存在しないと思いますが、彼の曲ならもしかしたらと思わせるほど抱擁力のある曲です。こんな曲を浜辺で弾き語りされたら思わずうっとり聴いてしまうでしょうね。
ポップでありながら玄人受けするような曲を連発している印象ですが、その中でもこの曲は頭抜けて気持ちの良い曲です。
Could You Be Loved ( Bob Marley & The Wailers )
レゲエというジャンルを広めて、ジャマイカの音楽の素晴らしさを世界中に知らしめたレゲエの神様のような存在のミュージシャンがこのボブ・マーリーという人です。
優れたミュージシャンであり、宗教的、政治的な確固たる信念を持って、メッセージを世に放ち続けた功績は今でもしっかりと受け継がれていますね。
この曲は80年代初頭に彼の最後のオリジナルアルバムの「Uprising 」に収録されていた曲で、少しアップテンポながらメロディがとても穏やかで美しい曲です。
ジャンル的に間違いなく海というワードはハマるのですが、特にこの曲の持つ陽の空気感が僕自身のツボにハマりまくって、夏になると何度も聴いてしまいます。
亡くなる寸前まで差別と戦い続けた彼の偉大さは、現代の日本人に圧倒的に足りないメンタリティですね。
He’s a Pirate ( Klaus Badelt )
海をテーマにした時、イメージとして浮かんでくる物のなかに海賊が入っていても違和感はないですよね?
という事で海賊と言えば大半の人が思い浮かべるのが恐らく「 ジャック・スパロウ」船長でお馴染みの映画、「 パイレーツ オブ カリビアン」ではないでしょうか。
このテーマ曲が流れてくるだけでワクワクしてくるのは僕だけではないと思いますし、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウの数々の大冒険に釘付けになって見入った人は、このテーマ曲が頭から離れないと思います。
ゆったりとしたイメージとは又違った海の荒々しい魅力がこの曲からは感じますよね。
海が出てくるゆったりした洋楽の名曲
次は海をイメージしたゆったりとした名曲を上げてみましょう。海というとイメージが一辺倒になりがちだと思うので、出来るだけ色々な角度から海をとらえたいと思いながら選んでみました。
ゆったりした中に芯の通った楽曲ばかりです。楽しんで頂けると思いますよ。
Out of the North ( Jesper Kyd )
海と言えば暖かい地域を思い浮かべる人が多いと思いますが、寒い地域にも海は当たり前に存在しますよね。
上のテーマでも海賊を取り上げましたが、こちらはパイレーツではなくヴァイキングが主役のゲーム、「アサシンクリード ヴァルハラ」の劇中曲をおすすめしたいと思います。
ノルウェーとイングランドが主な舞台で展開される物語なのですが、この曲はノルウェー編で使われていました。
極寒の地の厳しさと、フィヨルドの大地から見える壮大な海の風景が見事に表現されていて、ヴァイキングサーガの果てしないロマンと彼らの強い繋がりを感じさせる仕上がりになっています。
広大なオープンワールドで展開されていく物語は没入感が半端なく、この曲と共にノスタルジーに浸れる事請け合いですよ。
California Girls ( David Lee Roth )
アメリカのハードロックバンド、ヴァン・ヘイレンのボーカリストによるビーチボーイズのカバー曲です。原曲の爽やかさとは違い、コテコテのカリフォルニアガールズに仕上がっていますね。
さすがダイヤモンド・ディヴと言われるだけに80年代当時のセックスシンボルらしいPVになってます。この曲を含めたミニアルバムの成功により、ヴァン・ヘイレンを一旦脱退します。
ソロの滑り出しは良かったのですが、徐々に失速して2012年に再度ヴァン・ヘイレンのボーカリストに戻りました。
彼の底抜けに明るいキャラでないと表現できない曲がヴァン・ヘイレンにはあると思うので、彼の帰還は喜ばしい事だと思いましたし、このカバー曲にもその性格が存分に発揮されていると思います。
エドワード・ヴァンヘイレンの死によりヴァン・ヘイレンとしての活動は今後無いかもしれませんが、ダイヤモンド・ディヴの健在ぶりを又、見てみたいですね。
It Don’t Matter ( Donavon Frankenreiter )
これぞサーファーによるサーファーのためのサーフミュージックと言える曲ですね。彼自身もサーファーであり、幼い頃から海を見て育って、波と一つになってきた事がひしひしと伝わってくる音楽です。
サウンド自体にとても柔らかさを感じますし、曲やアルバムによってはファンキーな仕上がりになったりしますが、そのどれもに優しさを感じます。
フリーサーファーというプロサーファーとは又違ったポジションを手に入れているらしく、良い意味でギラギラしていない心の余裕がこの曲を含め、全ての曲に感じられますね。
やはり人間には余裕は必要不可欠なものだと彼の音楽から改めて学んだ気がします。
ビーチで聞きたくなる洋楽のおすすめ曲
こちらでは白い砂浜にドンピシャな曲をチョイスしてみました。海の香りと波の音がとても似合う楽曲を選んだつもりです。
特にサーフミュージックと言われる音楽が中心になっていますので、そんなイメージで聴いてもらえたら嬉しいです。
Better Together ( Jack Jnhnson )
ハワイのオアフ島出身で元サーファーという今回のテーマに恐ろしくフィットしているザ・サーフミュージックなミュージシャンの3rdアルバムの一曲目の曲です。
彼が生まれ育ったノースショアのパイプラインという場所は「世界一危険だけど美しい波」が起きる場所としてサーファーの聖地のような場所ですが、彼の音楽で表現されている美しい解放感は、正にその場所にピッタリな音になっています。
世界的にも大ヒットしたアルバムなので聴いたことのある人も多いかと思いますが、改めてビーチを思い浮かべて聴いてみるのも良いと思いますよ。
ちなみに全然関係ないですが、モンスターエナジーのパイプラインパンチというピンクの缶のエナジードリンクは、この地に敬意を表して作られたらしいです。パッションフルーツ感が単純に美味しいですね。
Have It All ( Jason Mraz )
定番曲の方でも取り上げたジェイソン・ムラーズの2018年にリリースされた大ヒットソングです。いつも彼の曲のメロディの良さには感心させられますが、この曲のメロディはいつにも増して神がかっていますね。
楽曲中のどのセクションを見ても隙がないというか、完璧に作り込まれた作品です。
だからといって堅苦しい感じではなく、とてもリラックスして耳を傾ける事ができる雰囲気になっているところがジェイソンらしいですね。
歌詞の内容もとても前向きな内容になっていますが、ただ明るいというよりはより本質に近いところで物事を考えているような内容で、理想ではなくしっかりとした論理を持って貫こうとする力強さを感じます。
今、この時代にとても大切なメッセージを放っている名曲だと思いますね。
Walls Of Jerusalem ( Yabby You Meets King Tubby )
レゲエミュージック界でカルト的な人気を誇る、ヤビーUの1976年にリリースされた伝説的名盤の一曲目を飾る曲です。
レゲエというジャンルが最も勢いのあった時期に発表されたレコードで、レトロ感がありながら古臭い感じではなく、むしろモダンな感じすらしてくる音に心を捕まれじっくりと聴きいってしまいますね。
このダブというレゲエでは当たり前に使われるエフェクトは、空間を広げてくれるというか夢の中に誘われるような音の処理になりますよね。
その感じが癖になって、夏になると気がついたら鳴らしている事が多いです。この曲も例に漏れずドリーミーで、理屈抜きに夏や海、ビーチなんていう単語を聞くと鳴らしたくなる曲ですね。
海のドライブで聞きたくなる洋楽のおすすめ曲
こんどは海沿いをドライブする時に掛けたくなる音楽を上げていきたいと思います。海が見える風景は国や地域、季節によっても様々で色々な空気感があると思います。
そんな四季折々の海沿いの風景を想像しながら聴いてもらえたらと思いますね。
Every Morning ( Suger Ray )
結成当初はミクスチャーロックバンドでしたが、次第にポップなメロディが目立つようになり、「夏」の代名詞的なバンドに変化していった爽やかさ全開のグループです。
音楽性は大分違いますが、アメリカのTUBEと言っても言い過ぎではない気がしますね。彼らの音楽を聴くとアメリカ西海岸のビーチ沿いを車でドライブしたくなるような気がしてきます。
この曲もラフさを全面に出しながら、緩く気持ちのいいサウンドに仕上がっていて、心地よい風と共に流れている様が目に浮かぶようですね。
ボーカリストのマークがこれ又男前なルックスをしていて、異性の心をガッチリ掴んで離さない感にあふれているあたりが、ひと夏のほにゃららを連想させますよね。
Be Strong Now ( James Iha )
90年代にデビューして、オルタナティブロックシーンの一躍を担ったバンド、スマッシング・パンプキンズのギタリストとして活躍する、ジェイムス・イハの1stソロアルバムの一曲目を飾る曲です。
ゆったりとしたミドルテンポの曲で、柔らかな朝の光の中を地平線が見える海沿いに車を走らせている風景が浮かんでくるような音楽ですね。
聴いていると心が自然と穏やかになって、都会の喧騒など別の世界の話しに思えるくらいにトゲトゲしい感情が無くなっていく感じがします。
そんな洗い流された心こそが人の本来持っている感情なのかも知れませんね。この曲を始めアルバム全体に緩やかな空気が流れていますから、海沿いを走る際のお供におすすめです。
When I Die ( Beirut )
アメリカ出身のミュージシャンですが、マリアッチやバルカン半島、東ヨーロッパの音楽に非常に影響を受けている人で、それをインディーロックと上手くブレンドした独自の音でカルト的支持を獲得しています。
そんなワールドワイドな感性を存分に生かした最新作、「ガリポリ」からのファーストトラックでもある曲をおすすめしたいと思います。
マリアッチと言うとメキシコを思い浮かべると思いますが、それにインディーロックを混ぜる事で他にはない浮遊感のあるポップなサウンドになっていて、目を瞑って感じたくなるような感触ですね。
地中海の見える海沿いの道がとても合いそうな音だと思いますし、いつかそんな場所で聴きたいと思います。
【カテゴリー】洋楽おすすめシングル(オムニバス)
まとめ
今回は海をテーマに展開してみましたがいかがだったでしょうか?海を思い浮かべながら曲を選んでいると海と音楽の相性の良さを改めて感じました。
様々な気候が世界にはありますが、それぞれの土地の海の風景に寄り添った音があり、それを見つける事の楽しさをじっくりと味わえた気がします。
みなさんもよかったらこの記事を参考に、海の壮大さを感じてもらえたら嬉しく思いますね。ではまた次回の記事でお会いしましょう。
洲見定彦:ミュージックコンサルタント
洋楽邦楽問わず音楽に精通し、店舗経営者などから「お店に相応しい音楽をセレクトして欲しい」という依頼を多数受ける。
お店の雰囲気や客層に合った音楽をセレクトすることで、良いPRになると評判を呼び、ミュージックコンサルタントとして現在活躍中。