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イギリスのおすすめ洋楽アーティスト情報です。洋楽と言えばアメリカというイメージがある人は多いのではないでしょうか?ビルボードチャートの上位に上がってくるミュージシャンは確かにアメリカ人が多いですが、イギリスのミュージシャンも実際はビッグアーティストが多いのです。色々発見があると思いますよ。
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イギリスのアーティストといえばズバリ!
イギリスと言えばビートルズ、ローリングストーンズ、クイーンというビッグアーティストを思い浮かべる人が多いと思いますが、余りにもベタ過ぎるので今回はあえて省こうと思います。
彼ら以外にも魅力的なミュージシャンがひしめき合っているのがイギリスという国です。流石ロックン・ロールの生まれた国ですね。
RADIOHEAD
僕が書く記事では何度となく紹介しているので、今回は取り上げるのはやめようかと思ったのですが、考えれば考えるほど外す選択肢は無いとかんじて、今回も安定のレディオヘッドとなりました。
ポップなギターロックからプログレッシブアートロック、ジャズやエレクトロニカまでジャンルの壁を超え、進化していく姿が刺激的で、未だに目が離せないバンドですね。
楽曲のレベルも高く、僕自身の耳のレベルを何度も押し上げてくれた事に感謝しています。深く洋楽を知っていきたい方にとてもおすすめのバンドです。
LED ZEPPELIN
彼ら4人の立ち姿、音楽性からハードロックの起源とも言われるバンドで、現在でも世界中に絶大な影響力を誇る伝説的なロックグループです。
ハードロックの起源と言いましたが、プログレッシブロック、ブルーズロック、フォーク、カントリー、などジャンルの壁を超えながら、その全てをアートに昇華してしまう圧倒的センスに今聴いても脱帽しますね。
70年代の彼らのライブを観たことがありますか?あの雰囲気、グルーヴ感はその後のバンドに多大な影響を与えましたが、未だに彼らを超えるバンドは出てきていない様に思います。唯一無二の最強ライブバンドでしょう。
Eric Clapton
現在ではミスターブルースマンなイメージのミュージシャンですが、ポップな曲からハードロック、ブルーズロックなど幅広いジャンルを取り入れてキャリアを築いてきた素晴らしいアーティストです。
レッドツェッペリンのジミー・ペイジとジェフ・ベックと共に世界3大ギタリストとして有名で「スローハンド」と形容される奏法は70年代当時のオーディエンスを大いに沸かせました。
ビンテージデニムの収集家としても知られていて、日本に来日した時にはビンテージショップを回るのが楽しみの一つだそうです。
彼のライブを見る際に、素晴らしい音楽とともにファッションにも注目して観るのも楽しいかもしれないですね。
イギリス人歌手のおすすめランキングベスト3(男性編)
男性ソロアーティストにカリスマ性の高い人が多いのがイギリスの特徴です。ブリティッシュロックの真髄を極めた職人の様な感覚のミュージシャンのいぶし銀な音に触れる幸せを味わっていただきたいです。
Morrissey
80年代にザ スミスのボーカリストとして労働者階級の若者に絶大な支持を得て、僅か5年の活動期間にもかかわらず現在も沢山のバンドに影響を与え、ソロとしても第一線で活躍する素晴らしいミュージシャンです。
基本的に皮肉屋で、歌詞の内容も難解なものが多いですが、マーガレット・サッチャーなど新自由主義を掲げている勢力に対して真向から批判し、虐げられる人たちの心情を代弁して結果的に本質にたどり着いている、実はとても頭の良い人ですね。
ボーカリストとしてもとても良い声の持ち主で、詩的でアーティスティックな存在です。
一見取っ付きにくそうな音楽ですが、とてもメロディックな音楽がクセになってくると思うので、じっくり聴いてみる事をおすすめします。
DAVID BOWIE
グラムロックと言えばデヴィッド・ボウイを思い浮かべる人は多いでしょう。それほど彼の卓越した容姿とグラマラスな音楽は、後世のミュージシャンに多大な影響を与えたといえますし、今でも色褪せる事なく光り輝いています。
時代に合わせた音楽性の変化と、彼の変わらないアーティスティックな感性が化学反応を起こして、実験的だけどポップな音楽を形作っていますね。
いかにも完全無欠なロックスターに見えますが、時代を敏感に感じ取って、昇華していく姿は繊細かつ大胆で、とても頭の切れる人だったのではないかと思います。
2016年に惜しくも亡くなってしまいましたが、最後まで次のアルバムの話しをするくらい音楽を愛した人だったみたいですね。僕は彼の晩年の作品に今でも心を癒してもらってます。
Richard Ashcroft
ザ ヴァーヴというバンドでボーカリストとして活動した後、解散後ソロに転身して現在でも精力的に活動を続けている、ミスターブリティッシュロックな存在のミュージシャンです。
一曲一曲のクオリティが高いだけでなく、ブリティッシュ感が色濃い人で、イギリスの音楽が好きな人にはドンズバなアーティストだと思います。
色々なジャンルを幅広く網羅するようなタイプのミュージシャンではなく、ひたすらブリティッシュロックを掘り下げ、磨き続けて熟成させた年代物のワインのようなロックを鳴らす孤高の天才ミュージシャンですね。
経験による知識が血肉となって、光り輝く楽曲に生まれ変わった瞬間を見せてくれる貴重な存在です。
イギリス人歌手のおすすめランキングベスト3(女性編)
女性アーティストはソウルフルなミュージシャンが多い印象がありますね。単純にジャズやソウルから影響を受けているという意味もありますが、魂から音を出す人が多い気がします。強さと繊細さの間にある表現に魅力を感じますね。
Adele
ジャズやソウルなど世間一般では渋いとされるジャンルをポップに響かせるほどの声の持ち主で、グラミー賞の常連にまで上り詰めた天才女性ボーカリストです。
小さい頃から歌う事が大好きだったそうで、彼女の歌を聴いているとそれがひしひし伝わってきますね。
10代の頃から注目されて順分満帆なキャリアを積んでいるように見える彼女ですが、その分プレッシャーも半端じゃないでしょうし、それを跳ね返す彼女のバイタリティーには感心してしまいます。
世界的なヒット曲を持つミュージシャンですが、アルバム全体から放つ異才感は半端無いので、是非アルバムを通して聴いて頂きたいですね。
Amy Winehouse
ジャズ、R&B、ソウルなどを究極にグラマラスに昇華した、センス抜群の歌で人々を魅了するスーパーボーカリストです。
彼女の音楽はよくあるようでどこにもないビンテージ感漂う雰囲気を持った音楽で、古き良き時代を思わせる懐かしさと哀愁感に包まれた非常に美しい音楽です。
音楽的に大胆さと繊細さを行き来しながら、心を深掘りしていく強さを感じますし、その姿にこちらの心も否応なく動かされますね。
繊細さが災いしてか、ドラック、アルコール中毒から中々抜け出せずに2011年についに亡くなってしまいました。
とても残念ですが、彼女の残した作品は永遠にこの世界に残りますし、彼女の分まで彼女自身の才能を沢山の人々が堪能される事を願って止みません。
PJ Harvey
オルタナティブロック、インディーロックと言われるジャンルの女性ミュージシャンの中でも個性的で、真似しようにも真似できないスタイルで他を圧倒してしまうカリスマ性抜群の真のアーティストだと言える人です。
ある意味パンキッシュな感覚も持っていて、ニルヴァーナのカート・コバーンが彼女のファーストアルバムをお気に入りに入れていた事は余りにも有名ですね。
デビュー当時の音楽性と現在の音楽性に大分違いがありますが、どちらも耳に刺激的ですし、違った意味でエッジが効いていて、とても聴き応えがあります。
雰囲気は違いますがアイスランドのミュージシャン、ビョークのような芸術性の高さをかんじますね。
イギリスのロックバンドミュージシャン(年代別)
各年代で魅力的なロックン・ロールはありますが、それぞれの時代の良さを感じると共に普遍性も感じる音楽で、これからどれだけ時代が変わっても変わらず愛されるであろうミュージシャンを選んでみました。
イギリスのおすすめロックバンド(70年代)「Joy Division」
70年代中期にデビューして瞬く間に人気を博し、ポストパンクの代表的な存在に上り詰めた伝説のバンドです。
ジョイ・ディヴィジョンといえばボーカリストのイアン・カーティスの存在が良くも悪くも注目されます。
内向的ながら詩的な歌詞で評価の高い人で、ある意味淡々とした音に言葉がシンクロして、彼でなければ描き出せない究極の負のアートを創造できている事に感動すると共に、成功を前にして自殺をしてしまったイアンの心情が垣間見え、とても複雑な思いがします。
他の3人のメンバーがその後に結成したニューオーダーも世界的な人気があって僕自身も大好きなのですが、ニューオーダーの前身バンドと捉えるには余りに重い存在ですし、活動期間は短いですが内容の濃いバンドなので、是非聴いて頂きたいですね。
イギリスのおすすめロックバンド(80年代)「The Jesus & Mary Chain」
ノイズの中に甘くポップなメロディが見え隠れするサウンドで注目され、80年代半ばにカリスマ的人気を誇った最高にカッコいいブリティッシュロックバンドです。
とてもダウナーな音で、ダルそうなボーカルに一瞬”やる気あんのか?”と思ったりするのですが、それがクールでカッコよく、なんかズルイなぁと感じながらその魅力にハマっていって、いつのまにか抜け出せなくなってしまうくらいの中毒性のあるサウンドですね。
アルバムごとにノイズが強かったりメロディに重点を置いていたり、アコースティックにこだわったりと様々な変化をしているのですが、一貫しているのがダルカッコいいと言う部分です。
この誰にでもできそうで真似のできないスタイルにハマる人も多いですから、皆さんも一度試してみてはいかがでしょう。
イギリスのおすすめロックバンド(90年代)「oasis」
ノエル、リアムのギャラガー兄弟を中心に90年代初頭に結成された、ビートルズ以来の国民的ロックバンドと言われるほどの注目を浴びたモンスターロックバンドです。
セカンドアルバムの”ドント・ルック・バック・イン・アンガー”と言う曲は当時イングランドの国民の殆どが空で歌えると言われるほど大ヒットして、世界的にもかなりのセールスを叩き出したアンセム的な曲で、日本でも聴いた事がある人は多いと思います。
とにかく曲が良い事で有名ですが、この兄弟のガラの悪さも負けず劣らず有名です。イタリアのマフィアに喧嘩を売っただの兄弟喧嘩後のライブにリアムが出てこないだの、まさに音楽出来るヤンキーと言われても文句は言えないでしょうね。
ただ音楽は天才的ですので是非聴いてみてください。ちなみにもう解散してます。多分兄弟喧嘩が原因でね。
イギリスのおすすめロックバンド(2000年代)「MUSE」
デビュー当時から変わらない泣きのメロディと、アルバムを重ねるごとに増す壮大感が魅力的なブリティッシュロックのハイブリッドバンドです。
ヘビィメタルからクラッシック、ファンクやアコースティックetcを彼ら独特のスペースロックに昇華して、最高のエンターテインメントに仕上げてしまうセンスはキャリアを積む事に磨き上げられて、近年ライブバンドとして世界最強と言っても過言ではないのではと思いますね。
スリーピースとは思えないくらいのパワーがあって、感覚に突き刺さるようなメロディも相まって、心を深くえぐってくる曲が多く、何度もリピートして聴きたくなります。
世界的に人気のあるバンドで”このバンドでなければ描き出せない世界観”を持つバンドがいくつかあると思いますが、まさにミューズはそんなバンドです。
イギリスのおすすめロックバンド(2010年代)「King Krule」
音楽自体が非常に前衛的で、ヒップホップやエレクトロニカ、ポストパンクをミックスさせた攻撃的なスタイルで、音楽シーンに風穴を開けようと言う気概が大いに感じられるインディーロックミュージシャンです。
基本的にはバンドではないのですが、ライブの時の彼を取り巻くグルーヴ感が素晴らしく、とてもバンド的に感じるのでチョイスしてみました。何より驚かされるのが彼の声です。
その年齢からは想像できないくらい渋く、深みを感じますし、見た目とのギャップがエグいくらいある人ですね。
所属レーベルもレディオヘッドと同じレーベルで、それだけでも注目度が高いですが、誰かっぽさが余り感じられないとてもオリジナリティ溢れる音楽です。中毒性の強さにやられる人が後を経ちません。
【カテゴリー】洋楽のおすすめアーティスト(男女問わず)
まとめ
いかがだったでしょうか?僕の好み的にもブリティッシュな音楽は大好きなので、今回の記事は特に楽しかったです。
ただ好きなミュージシャンが多すぎて、泣く泣く外さざるを得ない状況に追い込まれ、非常に心苦しかったですね。
又、別の機会にそれらのミュージシャンを紹介していけたらと思います。ではまた次回の記事でお会いしましょう。
洲見定彦:ミュージックコンサルタント
洋楽邦楽問わず音楽に精通し、店舗経営者などから「お店に相応しい音楽をセレクトして欲しい」という依頼を多数受ける。
お店の雰囲気や客層に合った音楽をセレクトすることで、良いPRになると評判を呼び、ミュージックコンサルタントとして現在活躍中。