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今から紹介していくのはおすすめの邦楽バンドということで、たくさんあるバンドの中からかなり厳選してお送りしたいと思います。
すでに有名なバンドも多いと思いますが、これは外せないだろうと思う人たちばかりですので間違いないと思いますよ。
Table of Contents
バンドでおすすめな邦楽の名曲
今回は特にライブで盛り上がる曲を選んで見ました。選んだどのバンドもライブに定評のあるバンドですが、その中でもライブ映えする曲ばかりです。
彼らがなぜロックバンドとして人気があるのか、この曲たちを聴いてみると感じてもらえると思います。
世界の終わり(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)
疾走感のあるギターが印象的な曲です。それに荒削りだけど心に突き刺さるメロディが乗り、曲の展開としてはあまり変化はないのですが、それが逆に曲のボルテージを上げてゆきます。
Voのチバ ユウスケの声がデビュー間もないこともあり、今に比べるとだいぶ若く軽いのですが、その分より憂いを帯びている気がして聴いていてジーンとしてしまいますね。初めて聴いた時は気に入って連続で何度も聴いてしまいました。
ガソリンの揺れかた(BLANKEY JET CITY)
冒頭のギターリフからこの曲が名曲であることが伺えますね。ミドルテンポの曲で、要所要所にあるタメが非常に効いていて、力強さとVoのベンジーの声の少年性のギャップが相乗効果になり、他のバンドでは実現できないような良い意味での蒼さがこのバンドの最大の特徴になっていると思います。
バイク、パンク、不良性などを感じますが、そこに曇りのない純粋さも感じられる、最近では見かけなくなった本当にカッコいいロックバンドです。
天国旅行(THE YELLOW MONKEY)
日本のロックアルバムの金字塔の一つとも言われる彼らの6thアルバム、「SICKS」に収録されている曲の中でもこの曲の存在はひときわ目立ってますね。
何より曲全体から溢れ出す彼ら独特のグルーヴに圧倒されて、トリップ感に身を委ねたくなります。
昔のロックバンドのノスタルジーも感じさせながら、日本の歌謡曲のノスタルジーも感じられて、尚且つイエローモンキー独自の個性に昇華されている、こんな事をできるバンドは彼らだけだと思います。
おすすめの若手バンドランキング
数ある若手バンドの中でもこれからも更に成長していきそうなバンドを選んでみました。今現在でも幅広い層にアピールできる力のあるバンドたちですが、売れなければいけないという強迫観念より、どんな風にリスナーを驚かせて楽しませようというハッピーな気分に溢れている感じがして、見ているこっちがワクワクしてきますね。
Suchmos
ジャズミュージシャン、ルイ・アームストロングの愛称で知られる”サッチモ”から着想を得て付けられたバンド名からも見て取れるように、懐の深いサウンドを聴かせてくれるセンスの塊のようなバンドです。
特に最近は、和製何々みたいな言われ方をしていた過去から決別する様なサウンドに変化してきた感もあり、より多様性のある音楽を鳴らし始めています。
それが功を奏して以前より圧倒的にカッコ良くなったと思いますね。これからも更に変化していくと思うので、是非注目してほしいバンドです。
Nulbarich
シンガーソングライターのJQを中心に、その時々によって楽器やメンバーが入れ替わるソロプロジェクトのようなバンドです。
ブラックミュージック、アシッドジャズ、ロックなどをベースに英語、日本語を織り交ぜて表現される音楽はとても洋楽的で、半ばわざと音楽的ツボに入れにかかっているのではないかと思うくらい気持ち良く音が入ってきますね。
いちいち趣味良く繰り出される演奏に、氷の上を滑るように乗っかるボーカルの声の気持ち良さが全てを完璧に昇華させています。特にブラックミュージック好きの洋楽ファンの人におススメです。
Yogee New Waves
最近の技術的にはうまいけどなんかごちゃごちゃしたバンドとは違って、少し懐かしい感じがするくらいのCity Popを鳴らすハイセンスなバンドです。
山下達郎、大滝詠一、サニーデイサービスなどのポップ感をブラッシュアップさせたような音楽性で、若いリスナーだけでなく大人のリスナーの耳も満足させるだけのクオリティですね。
大きな意味での愛を歌っている事が多く、きっと人間はネガテイブに追い込まれるより、ポジティブな気分の時の方がより良い方向にクリエイティビティを発揮することを知っているのでしょうね。ずっと聴いていたい音楽です。
邦楽のおすすめロックバンド
邦楽のバンドのオススメということで、洋楽のバンドにはないものを持ったバンドを選んでみました。
洋楽への憧れみたいなものは3バンドともにそれぞれあるのでしょうが、それを上回る個性が爆発している人たちです。
ライブで盛り上がることはもちろんなのですが、一曲一曲の良さに納得させられる人たちですね。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
パンク、ガレージ、パブロック、ブルース、ロカビリーなどの音楽を彼らの感性に溶け込ませ、最高のカタチで放った結果がバツグンにカッコいいロックンロールになったという感じです。
2003年に解散するまでほとんどツアーとアルバム制作に没頭していた、ザ ロックンロールバンドな人たちで、ライブバンドとしてかなり定評のあるバンドでした。
残念ながら解散してからギターのアベフトシは亡くなってしまったので再結成は無いと思いますが、今でも4人の勇姿が脳裏に焼き付いています。
エレファントカシマシ
ボーカリスト、宮本浩次のキャラクターが濃すぎる為、ちょっと誤解されそうなバンドですが、メッセージ性の強い骨太のサウンドを聴かせてくれる、唯一無二のグルーヴを持つバンドです。
最近ではソロ活動をしたり、椎名林檎とコラボしたりと色々多忙な宮本浩次ですが、やはりバンドで鳴らすサウンドが彼らの真骨頂であると言いたいですね。
ライブでのエネルギーの塊のような演奏が圧倒的で、ぶっきらぼうに感じたりするのですが、それがまた癖になります。良い曲がとても多いので、じっくり掘り下げる事をオススメします。
YOUR SONG IS GOOD
スカ、カリプソ、ファンクなどをベースに音響系も取り入れながら、とにかく自然と身体が動き出すような踊れるインストバンドです。
ライブにかなりの定評があり、フェスなどには引っぱりだこでどんな場所でもクラブに変えてしまう底抜けに明るい音ですね。
伝統的な民族音楽、カリブなどのエメラルドグリーンの海、ヤシの木みたいなイメージが楽曲の中にふんだんに溶け込んでいて、とてもリラックスして楽しい気分になれる音楽です。
プロがおすすめの歴代人気バンド
ロックバンドとしてのダイナミズムに加えて、ここでは日本人が持つ繊細さを重視して選びました。すでに人気を確立しているバンドたちですが、キャリアを積むごとに進化していった印象です。
すでに解散したバンドもありますが、存在感が特に別格で今でも非常に影響力のある人たちですね。どこか切ない感覚が音に混ざり込んでいる事が、選んだ人たちの共通点かもしれないです。
THE YELLOW MONKEY
日本に彼らほどロックスターという肩書きがハマる人たちはいないのではないかと思います。
60’s 70’sのロックスター独特の妖艶さとカリスマ性、強さとしなやかさを兼ね備えた唯一無二のグルーヴはもはや誰も真似の出来ないレベルに到達していて、今も刺激的な音で僕らを魅了してくれます。
歌謡曲からの影響も色濃く、親しみやすいメロディは聴けば聴くほど身体に染み込んでいくようですね。
弱さを見せる事を厭わない強さが、彼らをよりオンリーワンなバンドにしている要因かも知れません。
BLANKEY JET CITY
2000年に惜しまれつつ解散した伝説の最強ロックンロールバンドです。後にも先にもこんなにカッコいい3ピースバンドは見当たらないですね。
ロカビリー、ガレージロック、パンクetc不良感が絶妙で、ヤンキーなのにダサさがない、言いたいことを言ってやりたいことをやるみたいな、誰にも媚びない感じが魅力的で、こんな風になれたらと憧れたものです。
今の少年達はどうか分からないですが、当時の少年達にとって男のロマンの詰まった、聴くだけで最高の体験ができるロックンロールバンドでした。
スピッツ
こんなにも曲のクオリティが変わらず、しかも進化しているバンドは珍しいのではないでしょうか。
このバンドの面白いところはメロディは抜群にポップなのに、ドラムのリズムで意表をついてくるところです。
全ての楽曲という訳ではないのですが、”このメロディにこんなにカッコいいリズムをもってくるのか”といつも感心してしまいますね。
90年代くらいのインディーズバンドに明らかに彼らから影響を受けたバンドをよく見かけましたが、彼らのようなクオリティは残念ながらないバンド達でした。真似出来そうで絶対に出来ない、唯一無二のポップバンドだと思います。
知る人ぞ知る有名インディーズバンド
90年代くらいからインディーズというメジャーとは違う価値観で音楽活動を続けるバンドが出てきて、最近ではあえてメジャーに上がらずインディーズでやりたい音楽を追求するバンドが多くなってきました。
ここに上げたバンドが今後、メジャーレーベルと契約するのか分かりませんが、素晴らしい音楽がメジャー以外にもあるということを知ってもらいたくて1組選んでみました。一度聴いて見てください。
Os Ossos (ex Sentimental boys )
少し前までSentimental boysというバンド名で活動していて、最近Os Ossosと改名して活動を再開し始めた長野県出身の4人組バンドです。
ただの甘いポップバンドとは違い、オルタナティブやサイケデリックな感覚を内包したサウンドで、聴き始めると一曲だけでは満足できない中毒性のある音楽ですね。
それでも10代から30代の女性にとても人気があるのは、一度聴いたらグッとつかまれるメロディの美しさによるところでしょうね。
まとめ
今回は、何回でも聴きたくなるような飽きのこなさそうなバンドを極力選んで見たのですがいかがだったでしょうか?
特にバンドにとってライブという場所は欠かすことのできないのと同時に嘘のつけない覚悟のいる場所です。
だからこそ彼らの真骨頂があらわになるところなので、鳥肌が立つほどのエネルギーが感じられるのでしょう。
僕自身も何度もライブ中、鳥肌が立つのを感じたことを思い出しました。みなさんも是非ライブに足を運んで、鳥肌が立つのを経験してみてほしいですね。
洲見定彦:ミュージックコンサルタント
洋楽邦楽問わず音楽に精通し、店舗経営者などから「お店に相応しい音楽をセレクトして欲しい」という依頼を多数受ける。
お店の雰囲気や客層に合った音楽をセレクトすることで、良いPRになると評判を呼び、ミュージックコンサルタントとして現在活躍中。