この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。
今までの歴史の中で最高の名曲は誰のどんな曲何だろうと思うことはありませんか?売上で全てが決まる訳ではないですし、そもそも人の好みにもよります。
でもどんな曲が売れたのか興味はありますよね。ここではjpop名曲を紹介いたします。
Table of Contents
歴代シングル総売上ランキング
数あるヒット曲の中で最も売れた曲ベスト3をレビューしていきたいと思います。今までの日本の音楽シーンでは、どのような楽曲が人気を集めたのでしょうか。
少なくとも50年以上は歴史がありますので、予想するのが簡単なような難しいような、やはりあの曲は入っていますよね。
1位:およげたいやきくん
1976年に大ヒットして、現在までに500万枚以上のセールスを誇るシングル売上史上ナンバー1の有名曲ですね。当時は「ひらけ!ポンキッキ」の番組内で流されていたようです。
歌詞の内容がサラリーマンの脱サラをイメージしていると言う人もいるようですが、それだと結局失敗して元さやに収まるという事になりますね。
曲はとてもいいので違うイメージであってほしいと僕は思います。
2位:女のみち
1972年にぴんからトリオとして「女のみち」をリリースして、1972年、1973年と2年連続でシングルチャート1位になった唯一の曲です。
現在までに400万枚前後の売上になっている大ヒット曲ですね。
正直、僕自身の中ではモノマネのノブ&フッキーのイメージがもの凄く強いのですが、改めて聴くと演歌なんだけどポップなメロディになっていて、売れるだけありとても聴きやすい曲だと思いました。
ノブ&フッキーが大分デフォルメしてはいますが、本人たちのアクも違う形の強さを感じました。
3位:世界に一つだけの花
言わずと知れたSMAPの35枚目のシングル曲です。結局今までに300万枚くらい売れたようで、ここ最近でこれほど売れた曲は他には無いほどですね。
とてもシンプルなメロディの楽曲ですが、それだけに普遍性のある誰の心にもスッと入ってくるメロディに仕上がっていて、老若男女問わず口ずさんでしまう人も多いのではないでしょうか。
実際、何処でというわけではないのですが、よく耳にしたような記憶があります。誰が歌っているとかではなく本当に良い曲なので、これからも歌い継がれる曲だと思いますね。
平成で1番売れた曲ランキング
つぎは平成で最も売れた曲ベスト3を紹介していきたいと思います。何やかんやで平成も30年以上続いたので、かなりの曲数があると思うのですが、その中で上位に入ってくる楽曲とはどういったものなのでしょう。
ついこないだのような懐かしいような、不思議な感覚ですね。
1位:世界に一つだけの花
作詞、作曲は槇原敬之でとても彼らしい曲です。仏教の教えが一つ大きなテーマとしてあるようですね。
曲が出た当初、「ナンバーワンではなくオンリーワン」というテーマが気に入らないと言ってる人が、僕の知り合いにいました。「それは甘えだ」というのです。
当時は「そうかもなぁ」と思いましたが、何か違和感がありました。今はそれは「甘えではなく真理だ」とハッキリと言えます。
「お金とは何なのか」を見つめなおしてみると、ただの理想論ではないことが見えてくると思います。
職場で世界に一つだけの花流れてて興奮してる。好きだ
— 角獣 (@one_kakuzyu) November 11, 2019
2位:TSUNAMI
2000年の1月にリリースされ、現在までに300万枚近い売り上げを誇るサザンオールスターズの大ヒット曲です。
数あるサザンの名曲の中でも異彩を放つ曲で、メロディ、歌詞、演奏全てにおいてパーフェクトなできですね。
タイトルから連想されると言う意味で、東日本大震災があってからこの曲を歌うことは控えられているようですが、歌詞の内容は全く違った意味なので、ライブで歌われる日がいつかくればと思います。
3位:だんご3兄弟
NHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」のオリジナルナンバーで、「およげたいやきくん」を追い抜くのではないかと一瞬期待されたくらい爆発的に売れた曲です。
当時、ほとんどの小さい子はこの曲を歌っていたのではないでしょうか。耳にタコどころではないくらい聴いたような気がします。
それほどキャッチーな楽曲なのでしょうね。音源は持っていなくてもハッキリと覚えています。
日本で一番売れたアーティスト
さてつぎは今までで一番売れたアーティストです。これで上位に入るということは、一発当てるだけではほぼ不可能ですよね。
コンスタントに売れ続けて、人気を持続させていなければ上がってはこれないランキングだと思います。ある程度想像できる気もしますが、それでも少しワクワクしますね。
1位:B’z
1988年にデビューして売れ続ける彼らですが、売上がどうとかそんなことはもはやどうでもよくなるくらいの凄みを感じる存在ですね。
数日前にSUMMER SONIC 2019で演奏している彼らを観ましたが、ステージから溢れ出すエネルギーが尋常ではなく、邦楽だとか洋楽だとかの垣根など問題にならないくらい圧倒的なパフォーマンスを披露していました。
最近は野外フェスにも数多く出演していて、B’zは知っていても余り聴いたことがない若い人たちに驚きを持って迎えられているようです。
もしあなたが洋楽好きで、まだB’zアレルギーがあるのであれば、一度観てみてもいいかもしれません。
2位:Mr.Children
1993年発売の4thシングル「CROSS ROAD」を皮切りに、リスナーから絶大な支持を得ている孤高のバンドです。
親しみやすいメロディと、憂いを帯びながら深くエグってくる歌詞を、Voの桜井の切ない歌声で包み込んでくれる事により、クセになる人が続出しているのでしょうね。
特に最近はイギリスのロックバンド、COLDPLAYのような壮大なスケールのサウンドになってきていて、聴く人の心を鷲掴みにしながら、とてもハッピーな気分に浸らせてくれます。
3位:浜崎あゆみ
1998年にデビューして、1999年のアルバム「A Song for xx」が150万枚のセールスを記録して、ブレイクを果たすと瞬く間に女子高生のカリスマと呼ばれるようになり、彼女のファッション、メイクを真似する女の子が続出しました。
その後もビッグセールスを記録し続け、エイベックスの顔とまで言われるようになりました。何度か病気など発症しながらも活動を続け、今も活躍されています。
最近はライブに専念していて、外野の声は気にせずに音楽に集中できる環境を整えているようですね。
プロが選ぶjpop名曲ランキング
それでは、次は僕自身の独断と偏見で選ぶ名曲ランキングを紹介したいと思います。正直、上げていくだけだとキリがないので一つ枠というかテーマみたいなものを設定したいと思います。
テーマは「僕自身の今の気分」です。ザックリしたテーマだと感じるかと思うのですが、曲がありすぎてこれくらいでないと絞れる自信がありません。
なので今、ピンときたもので選んでいますので、どうかお付き合いください。
1位:Cornelius 「Point Of View Point」
この曲を初めて聴いた時、今までの邦楽のシングルとは明らかに違う印象を受けました。
洋楽だとこういったアプローチの仕方はあるのですが、こんなにも歌もの感が余りなく、かつポップな楽曲をシングルとしてリリースしてきたことに、当時はとても嬉しかった記憶があります。
音楽とは、こんなにも面白いものだということを感じさせてくれる曲だと思いますし、これから洋楽を聴いていきたいと思われる方にもオススメです。
2位:The Yellow Monkey 「球根」
気だるい感じで始まって、ゆっくりじっくりボルテージを上げていき、サビで解き放たれたように広がるメロディがなんともクセになる、イエローモンキー史上屈指の名曲です。
バラードですが、かなりロックを感じる曲展開で歌謡曲でありながらブリティッシュロックの真髄を突いていることが、このバンドのオンリーワン足らしめている要因だと思います。
日本のロックのカッコよさを感じたい方にオススメです。
3位:椎名林檎 「ありあまる富」
曲としてはとてもシンプルなのですが、歌詞の内容がとても大事なことを伝えようとしていると思います。
これも一見綺麗事と捉えられそうな内容ですが、現代のお金の正体を突き詰めていくと自ずと見えてきます。
お金の価値を担保するものは、大きく分けて実態価値、付加価値の二種類ですが、現在はお金の量がこの二種類の価値の量をはるかに上回っていて、かなりのお金がその価値を担保できていないのが現状です。
つまり、この曲ではただの数字でしかなくなっているものより、自分の身の回りにあるお金に変えられない価値が本当の富だと言っているのではないでしょうか。
まとめ
総合的に見て子ども番組から人気に火がついた曲が2曲入っているのがとても日本的ですね。
それ以外では勢いだけで上位に入っている人や曲はまずなく、人気、実力共に持続させている人たちがランクインしていることは、邦楽の音楽シーンにとって明るいニュースだと感じました。
令和に入りどんな楽曲がヒットするのか分かりませんが、しっかりと地盤を固めている人が売れていくと思います。
洲見定彦:ミュージックコンサルタント
洋楽邦楽問わず音楽に精通し、店舗経営者などから「お店に相応しい音楽をセレクトして欲しい」という依頼を多数受ける。
お店の雰囲気や客層に合った音楽をセレクトすることで、良いPRになると評判を呼び、ミュージックコンサルタントとして現在活躍中。