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過去の洋楽ヒットチャートを確認できるページです。近年の洋楽ヒットチャートの傾向や、お好きな楽曲・アーティストがチャートにランクインしているか、ぜひチェックしてみましょう。また、このページでは、ヒットチャートのトリビアも紹介しています。
過去の人気音楽(洋楽)ヒットチャートランキング
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洋楽ヒットチャートとは
ヒットチャートは世界中に存在しますが、洋楽ヒットチャートと言えば、主にBillbordチャートのことを指すことが多いです。
参考資料として使われる頻度がもっとも多く、このチャートで上位に入れば世界で人気があるものと思っても差し支えないと思います。
アメリカのヒットチャートの考え方としては、売り上げだけで優れた曲とは判断しないことになっています。
曲の社会への浸透度も加味されるため、CD、アナログレコード売り上げ以外にラジオ局のエアプレイ回数、ダウンロード、ストリーミングも集計方法に入れています。ただ売れればいいというのではなく、できるだけ音楽の本質を捉えようとしているのでしょう。
洋楽ヒットチャートの種類
では、洋楽ヒットチャートの種類について紹介します。
ビルボード
ジャンル別にチャートが存在していて、ポップ、カントリー、ロック、R&B Hip- Hop、Dance/Electronic 、ラテン、ジャズ、クラッシック、ブルースetc、それぞれのジャンルの中でより細かくチャートが別れています。これらの総合チャートがBillboard Hot 100とBillboard 200です。
Billboard Hot 100ーシングルチャート
セールス(CD売り上げやダウンロード)、ラジオ局のエアプレイ回数、ストリーミング、それらをポイント化して、合計値が最も高いアーティストが上位にランクインしているチャートです。
集計方法はその時代に合わせて修正、変更が行われていて常に模索しながら成長しているようですが、ブレまくっているとも言われるみたいですね。
実際シングル志向の強いR&B、 Hip- Hop、ポップスなどが上位に入っていますし、シングル自体をあまり作らないロックやカントリーなどはなかなかランクインしてきません。
シングルカットしていない曲もランクインできるように改善しているみたいですが、なかなか結果は出ていないようです。
Billboard 200ーアルバムチャート
CD、レコードなどの売り上げ、ダウンロードなどのデジタル売り上げ、ストリーミング再生回数、アルバム収録曲の単体デジタルセールス、これらを反映させたチャートです。
ストリーミングで再生された1,500曲をアルバム1枚としてカウントしているのと、アルバム収録曲のデジタルセールス10曲をアルバム1枚のセールスとして換算しています。
ただ、この集計の仕方だと、シングルのストリーミング回数やデジタルセールスが多ければアルバムが売れている事になるのではないかと思うのです。
そうなるとやはり、シングルチャートに強いジャンルが上位にランクインして偏った結果になり、音楽業界全体にとってあまり良い結果になっていない気がします。
全英シングルチャート
オフィシャルチャーツカンパニーが作成している、イギリス音楽産業におけるシングルチャートです。イギリスのレコード店、約6,500店の販売データ、オンラインのデジタルダウンロードのデータ、ストリーミング回数により集計されています。
CMJ(カレッジメディアジャーナル)
全米の大学のラジオ局を通して、リクエストやエアプレイ率などから、コアな音楽ファンの学生たちが好む芸術性の高い音楽を紹介している雑誌です。
セールスや知名度は関係なくランクインしていて、ビルボードなどのメジャーランキングとは全く違った結果になります。
全体的にはオルタナティブ系ロック、カントリー、フォーク、ワールドミュージックなどがチャートインしていて、ニルヴァーナやソニックユース、REMなどの、後にビックアーティストになった人たちもこのカレッジチャートの常連でした。
僕自身は、プライベートではあまりチャートを意識せずに音楽を聴いているのですが、このCMJが一番参考になる感じがします。
2010年代のヒットチャートの傾向
2000年代の少し前から続くポップ、R&B、Hip- Hopがチャートを席巻するという現象は、2010年代も少し形を変えて、ハイブリッド感を出しながらも変わらず続いている印象です。
改めて2010年代にヒットした曲を聴いていると、音の印象が全体的に似通っているように感じます。
デジタルの機材を使って音楽を作ったりレコーディングをしたりしているというのもあるでしょうが、だとしても面白い音を出すアーティストがもう少しいてもいいのではないかと思ってしまいます。
海外ではストリーミングが一般的になり、アルバムではなく曲単位で聴くことができるという利点もあるのですが、その分つまみ食いが多くなっているそうです。
つまり曲の冒頭の部分を聴いて好みを判断してしまい、好きではないと思ったら”もう聴かない”ということが普通に起こっています。
そんなリスナーに気に入ってもらうには、印象的なフレーズと、安心して聴ける音色が必要不可欠だと判断(忖度ともいう)されてこのような状況になっているようです。
それでも中には個性があり、素晴らしい音楽を奏でるアーティストも幾人かチャートインしているので、これからの音楽シーンに期待して見守りたいですね。
2010年代の人気アーティスト
YouTubeの再生回数を加味した上で、僕自身の独断と偏見込みで紹介していきたいと思います。
Taylor Swift
世界で圧倒的な支持を得ている、アメリカのカントリーポップシンガーです。グラミー賞を10回も受賞しています。恋愛遍歴がすごい印象があります。
SIA
オーストラリア出身の、基本的に顔を出さずに活動しているシンガーソングライターです。独特のハスキーボイスで歌う彼女の「シャンデリア」と言う曲は、ナタリー・ポートマンが出演するDiorのCM曲として日本では有名です。
ソングライターとしての能力がかなり高く、他のアーティストに楽曲提供も行っています。最近発表されたのですが、フジロック2019に出演が決定したようです。
Ed Sheeran
イギリスのシンガーソングライターです。世界で最も売れたアーティストの1人に数えられていて、グラミー賞は4回受賞しています。
フジロック2012では巨大なグリーンステージにアコースティックギター1本だけで演奏して喝采を浴びました。
Adele
イングランド、ロンドンのトッテナム出身のシンガーです。傑出した声の持ち主で、グラミー賞を15回受賞しています。かなり多いですね。北ロンドンのサッカークラブ、「トッテナムホットスパーFC」のサポーターを公言しています。
Luis Fonsi
南米、ヨーロッパでは大人気なラテンポップシンガーで、ビルボードアワードを5度受賞しています。
「デスパシート」と言う曲が大ヒットして一躍世界で有名になり、同曲をJustin Bieberとコラボして、全米13週連続1位になりました。
Maroon5
アメリカのロサンゼルスで結成されたポップロックバンドです。全世界トータルセールス1億1000万枚を誇り、グラミー賞は3回受賞しています。いろいろな要素を取り入れて、常に変化、進化を遂げているバンドです。
Drake
カナダ出身のラッパーで、デビューアルバムから7作連続で全米No.1を記録しています。自身がプロデュースしているアパレルブランド、オクトーバーズ ベリーオウンも大人気のようです。