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それでは2016年の洋楽ヒットチャートについて、その特徴と注目したい事柄を紹介していきたいと思います。
上位にランクインしてるかどうかより、ミュージックコンサルタントの視点から感覚的に捉えているのでその点は悪しからずでお願いします。
Table of Contents
2016年の人気音楽ランキングの特徴
2016年のヒットチャートを一言でまとめるとすれば「POP」、というのが一番しっくりくるのではないでしょうか。
ポップス、R&B、ヒップホップなどのジャンルは、個々にチャートインしてるのですが、全体的に聴きやすいメロディが目立つように思います。
中でも異彩を放っているのが「アデル」ですね。
メロディの良し悪しうんぬんより、音楽自体の存在感が他を寄せ付けないクオリティになっているように僕自身は感じます。
後、以前から人気のあるポップアーティストが多くランクインしていて、相変わらずの実力を見せつけてくれていますね。
洋楽Hot 100 トップ10(2016年)
【2016年Hot 100 ランキング】
順位 | タイトル | アーティスト |
1位 | LOVE YOURSELF | Justin Bieber |
2位 | SORRY | Justin Bieber |
3位 | ONE DANCE | Fe WizKid & Kyla |
4位 | WORK | Rihanna Featuring Drake |
5位 | STRESSED OUT | twenty one pilots |
6位 | PANDA | Desiigner |
7位 | HELLO | Adele |
8位 | DON’T LET ME DOWN | The Chainsmokers Featuring Daya |
9位 | CAN’T STOP THE FEELING! | Justin Timberlake |
10位 | CLOSER | The Chainsmokers Featuring Halsey |
1位から4位までをジャスティン・ビーバーとドレイクで独占したランキングになっていますが、この二人の人気は衰え知らずといったところでしょうか。
先に書いたアデルの存在感は言うまでもなく、ザ チェインスモーカーズ、ジャスティン・ティンバレイクなどの人気者がランクインする中、僕自身が一番掴まれたのがトゥエンティ ワン パイロッツです。
音楽的にはオルタナティブにカテゴライズされてるようですが、エレクトロニカやヒップホップ、ヘヴィロックやグランジ、レゲエなどジャンルは多岐にわたり、メッセージとしても他とは違い社会的な内容を前面に出していて、すごく聴き応えのある作品に仕上がっています。
洋楽Hot 100 2016年ランキングトップ11位~20位
順位 | タイトル | アーティスト |
11位 | CHEAP THRILLS | Sia Featuring Sean Paul |
12位 | 7 YEARS | Lukas Graham |
13位 | NEEDED ME | Rihanna |
14位 | MY HOUSE | Flo Rida |
15位 | I TOOK A PILL IN IBIZA | Mike Posner |
16位 | WORK FROM HOME | Fifth Harmony Featuring Ty Dolla $ign |
17位 | THIS IS WHAT YOU CAME FOR | Calvin Harris Featuring Rihanna |
18位 | CAKE BY THE OCEAN | DNCE |
19位 | ME, MYSELF & I | G-Eazy x Bebe Rexha |
20位 | RIDE | twenty one pilots |
こちらの方はリアーナ以外は全体的にジャンルやアーティストがばらけた印象です。
トゥエンティ ワン パイロッツが20位にランクインしていてこの曲も又良い曲なのですが、11位にランクインしたシーアとショーン・ポールのCHEAP THRILLSに僕は耳が惹かれました。
二人のボーカルの掛け合いと抜群のメロディに気持ち良く吸い込まれるようで、ラテンの中にシーア独特のセンスが溶け込んで、他にはないポップネスを描き出していますね。
今回最も多くランキングに顔を出しているのがリアーナです。
音楽は変わらず素晴らしいのですが、妙にMVで脱ぎたがるように思うのですが、何故なのでしょうか?
【一覧情報】洋楽おすすめ曲ヒットチャートランキング
まとめ
いつもよりも1アーティストにつき2曲以上ランクインしている事が多いように感じます。
人気のあるアーティストが集中していて、バラエティに富んでいるとは言いがたいランキングですが、その分受けているアーティストがはっきりしていて分かりやすいのかも知れませんね。
こんな年があってもいいのではないでしょうか。
洲見定彦:ミュージックコンサルタント
洋楽邦楽問わず音楽に精通し、店舗経営者などから「お店に相応しい音楽をセレクトして欲しい」という依頼を多数受ける。
お店の雰囲気や客層に合った音楽をセレクトすることで、良いPRになると評判を呼び、ミュージックコンサルタントとして現在活躍中。