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それでは2016年の邦楽ヒットチャートランキングをレビューしていきたいと思います。前年と比べて変化はあったのでしょうか。様々なタイプの音楽がランクインしている事を期待して全体をチェックしていきましょう。
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邦楽2016年ランキングの特徴
20曲中半分がアイドルグループで締めている状態ですが、特にAKB48、乃木坂46、欅坂46と女の子グループが目立つ印象です。
男性グループではジャニーズの鉄板2大グループがしっかりランクインしていて常勝感バリバリですね。
全体としては心地良いメロディの曲が多い気がして、バラード曲などはしっとりと聴き込めるクオリティをもっています。
とにかくアイドルグループがとても印象的なランキングになっていますね。
何処まで強さを継続できるか見守りましょう。
邦楽 Hot 100 トップ10(2016年)
1位から10位のあいだに4曲もAKB48が入っていて流石の人気を誇っていますが、この年に解散したSMAPの「世界に一つだけの花」がランキングに入っているのがとても印象的ですね。
後はRADWIMPSの「前前前世」のランクインがとても嬉しいところですが、今回はなんといっても星野源でしょう。
「SUN」という曲もいいのですが、この年はやはり「恋」の方ですよね!
本人出演のTVドラマの主題歌で、幼稚園や保育園の子供までに浸透した恋ダンスは老若男女問わず、流行り過ぎてこの曲を聴かない日はなかったんじゃないか?と思うくらいでした。
かなりのインパクトでしたね。
順位 | タイトル | アーティスト名 |
1位 | AKB48 | 翼はいらない |
2位 | 前前前世 | RADWIMPS |
3位 | 恋 | 星野源 |
4位 | 君はメロディー | AKB48 |
5位 | 世界に一つだけの花 | SMAP |
6位 | ペンパイナッポーアッポーペン | ピコ太郎 |
7位 | LOVE TRIP | AKB48 |
8位 | ハイテンション | AKB48 |
9位 | SUN | 星野源 |
10位 | サイレントマジョリティー | 欅坂46 |
邦楽Hot 100 2016年ランキングトップ11位~20位
こちらでも乃木坂46が3曲ランクインしていて、やはりアイドルグループの強さをアピールしていますが、ここではバラードに注目したいと思います。
コブクロの「未来」とbacknumber「クリスマスソング」など名バラードがランキングを盛り上げていますが、手放しで賞賛したい曲がONE OK ROCKの「Wherever you are」です。
この曲は最近ヒットチャートに入ってくるバラードの中でも群を抜いて圧倒的名曲だと思います。
とてもキャッチーで分かりやすいのですが、ROCKが持っているパワーやダイナミズムが内包していて、曲が進むにつれて放たれていく感じが心地よく、心に自然と入ってくる音楽ですね。
順位 | タイトル | アーティスト名 |
11位 | トリセツ | 西野カナ |
12位 | Wherever you are | ONE OK ROCK |
13位 | サヨナラの意味 | 乃木坂46 |
14位 | 海の声 | 浦島太郎(桐谷健太) |
15位 | 裸足でSummer | 乃木坂46 |
16位 | I seek | 嵐 |
17位 | 未来 | コブクロ |
18位 | クリスマスソング | back number |
19位 | ハルジオンが咲く頃 | 乃木坂46 |
20位 | R.Y.U.S.E.I. | 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE |
まとめ
アイドル一色とは言わないまでも、半分がアイドルグループで締めているランキングになりましたね。
もう少しバラエティに富んだラインナップになる方がランキングとしては健全な気がしますが、そんな中でもONE OK ROCKがランクインしている事で全体の雰囲気が良い方向に変化しているように思います。
もっと色々なタイプの音楽が評価されるようなシーンになるといいのですが、徐々に変化していくことを期待したいと思います。
洲見定彦:ミュージックコンサルタント
洋楽邦楽問わず音楽に精通し、店舗経営者などから「お店に相応しい音楽をセレクトして欲しい」という依頼を多数受ける。
お店の雰囲気や客層に合った音楽をセレクトすることで、良いPRになると評判を呼び、ミュージックコンサルタントとして現在活躍中。