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では2010年の邦楽ヒットチャートランキングを紹介していきたいと思います。さて、どんな感じになっているでしょうか?
音楽の多様性もさることながら、ランキングに入ってくる人たちの多様性も期待してじっくり見ていきましょう。
2曲以上ランキングに入っているアーティストが多い印象です。やはり前半はアイドルグループの健闘が目立ちますが、後半はじっくり楽曲に重きを置いたミュージシャンが目立ちます。
全体的にメロディに安心感、安定感のある人たちが多い気がするのは気のせいでしょうか?
少し疲れた時のこの一曲的な癒しのヴァイブスに溢れた音楽が側にあると、とても落ち着くものです。ただでさえ毎日は混沌としていますから、休息は十分に取るべきだと思います。
邦楽 Hot 100 トップ10(2010年)
トップ10内に嵐が6曲もランクインしていますね。ジャニーズがyoutubeやストリーミングサービスをOKにしていない分、CDが売れているという結果でしょうか。
SMAPと合わせてトップ10に7曲も入っているのを見ると、ほぼジャニーズ一人勝ち感がありますね。
そんな中でも注目したいのが桑田佳祐の「本当は怖い愛とロマンス」です。相変わらずの桑田節ですが、相変わらずグッドメロディなんです。
誤解を恐れずに言えば、偉大なるワンパターンということになりますが、ここまで偉大になってくると感動の境地です。
クオリティがどんどん上がる時点でもはやワンパターンではないのかも知れませんね。
順位 | タイトル | アーティスト名 |
1位 | Troublemaker | 嵐 |
2位 | Monster | 嵐 |
3位 | ヘビーローテーション | AKB48 |
4位 | Love Rainbow | 嵐 |
5位 | Dear Snow | 嵐 |
6位 | 果てない空 | 嵐 |
7位 | VICTORY | EXILE |
8位 | This is love | SMAP |
9位 | To be free | 嵐 |
10位 | 本当は怖い愛とロマンス | 桑田佳祐 |
邦楽Hot 100 2010年ランキングトップ11位~20位
アウル・シティー、ジャスティン・ビーバー、マルーン5と洋楽の名曲が健闘する中、福山雅治、桑田佳祐とベテラン勢がしっかり存在感を示しています。
AKB48、KAT-TUN、関ジャニ∞とアイドルグループがランクインしている側で一際目立つのがsuperfryの「Wildflower」です。
ミドルテンポな楽曲で、彼女独特の伸びやかな歌声と相まって内に秘めた熱さを感じる非常にドラマチックな展開をしてゆく曲ですね。
激しい想いと儚さ、強さと弱さの間で揺れ動く心情を丁寧に紡ぎ出されていて、いつの間にか感情移入してしまうそんな素晴らしい楽曲です。
順位 | タイトル | アーティスト名 |
11位 | Beginner | AKB48 |
12位 | Wildflower | Superfly |
13位 | ポニーテールとシュシュ | AKB48 |
14位 | はつ恋 | 福山雅治 |
15位 | Love yourself〜君が嫌いな君が好き〜 | KAT-TUN |
16位 | ファイアーフライズ | アウル・シティー |
17位 | 君にサヨナラを | 桑田佳祐 |
18位 | ベイビー feat.リュダクリス | ジャスティン・ビーバー |
19位 | ミザリー | マルーン5 |
20位 | LIFE〜目の前の向こうへ〜 | 関ジャニ∞[エイト] |
まとめ
全体の5分の3をアイドルグループが占めるという圧倒的な人気を誇っています。もうアイドルだけでチャートがあってもいいくらいに思えてきますね。
後の5分の2を実力派ミュージシャンと洋楽がランクインしているという結果です。僕自身はマルーン5が洋楽の中でもオススメですね。
R&B、ROCK、POP、etc色々な要素が詰まっています。以外と聴く人を選ばない多様性のある音楽で、聴く音楽に困ったらとりあえずかけておけば間違いない感じがしますね。
だからといってただ聴きやすいだけの音楽とは違う、たくさんのポジティブな引っ掛かりを持っていて、心地よい満足感をもたらしてくれます。
洲見定彦:ミュージックコンサルタント
洋楽邦楽問わず音楽に精通し、店舗経営者などから「お店に相応しい音楽をセレクトして欲しい」という依頼を多数受ける。
お店の雰囲気や客層に合った音楽をセレクトすることで、良いPRになると評判を呼び、ミュージックコンサルタントとして現在活躍中。